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伊藤ハムとニチレイ、懲りない生協

2008/11/01 23:32

 

伊藤ハムが製造しCO・OPが販売した「CO・OPあらびきウインナー」にトルエンが検出された問題で、伊藤ハムは10月31日、原因は「大日本印刷株式会社(製造:株式会社DNPテクノパック 狭山工場)から納品されたフィルムに起因する可能性が高いということが判明しました。」と発表しました。

 

伊藤ハムもCO・OPも大日本印刷が原因とわかり、一安心といったところでしょうか。もちろん、今回の事件の損害はすべて大日本印刷もしくは保険会社が持つのでしょう。“過失”なのですから仕方がありません。

 

余談ですが、10月30日、中国が日本産の醤油からトルエンが検出されたと大喜びで報じています。

 

日本産しょうゆからトルエン=輸入元が撤去-中国当局

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008103100008

 

執念で見つけ出したのでしょうか。

 

 

一方、ニチレイフーズが製造しヨーカ堂グループが販売した中国製冷凍インゲンで、殺虫剤のジクロルボスが検出された事件。10月15日の発表、バカな責任者が記者会見で、

 

「私たちが中国モノについて問題ないと力んでも、日本のマーケットの中で受け入れられなければそれもある。不幸なことになりましたが、今の段階での管理状況で自信を持って管理すればマーケットはまだある。価格的なメリットだけはない」

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081015/crm0810151345033-n1.htm

 

などと、たいそう自信のある発言をしていましたが、それ以来何の進展もありません。ニチレイが中国で自信を持って管理して、日本の消費者が人体実験させられ、毒野菜の被害に遭ったら“不幸なこと”で済まされるのですから、彼らのいうマーケットとはいったい何処にあるのでしょうか。

 

そして懲りないのが生協、CO・OPです。私は昔から生協のそもそもの成り立ち、その左巻き思想が気に入らず、彼らの安全・安心・無農薬・無添加・エコなどという美辞麗句は信用していません。

 

現在生協が販売している「ギョーザ」です。

 

http://mdinfo.jccu.coop/search/DispDetail_00.do?itemID=t000100004610&volumeName=00004

 

他にも加工食品の原産地を見てみましたが、中国毒野菜のオンパレードです。これからは組合員(生協がいうところの顧客)の自己責任ということなのでしょう。

 

まだまだ、CO・OPのロシアンルーレット(チャイニーズルーレットとでも言うべきでしょうか)は続きそうです。

 

 

 

 

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軍靴の音

2008/10/15 23:42

 

 

http://www.nanfangdaily.com.cn/epaper/nfds/content/20081012/ArticelA13003FM.htm

 

中国のローカル紙に載っていた写真です。記事によればこの少女たちは中山少年軍校の2000名の“少年兵”。その検閲式の勇姿だそうです。やる気満々ですね。羨ましい限りです。

 

方や日本、人さらい国家に空爆できる日はいつになるのでしょうか。

 

ながらくエントリが滞り、日々ご訪問いただいた皆様にお詫びをかねまして。

 

 

 

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アエラの表紙の中国人

2008/09/26 01:19

 

北京オリンピックのちょうど1ヶ月前に発表された第139回芥川賞の受賞者、楊逸さんが今月のアエラの表紙にのっていました。もちろん、私は朝日新聞の雑誌など買わないので、電車の中刷り広告を見て気がついたのです。

 

受賞当時は、同氏が「初めての日本語を母国語にしない作家による芥川賞受賞」とかで、選考委員の一人である石原慎太郎氏の辛口の評価とあわせて、新聞や雑誌でも結構話題になっていたのを記憶しています。

 

その後、文芸春秋に全文掲載と書いてあったので買って読んでみました。8月9日に発売されたこの特別号は、表紙の上海の絵が気に入ったのと櫻井さんの討論の記事などもあり、「790円ならまあいいか」というぐらいの軽い気持ちからです。

 

読む前は中国メディアが中国人による芥川賞受賞のニュースで、この作品が天安門事件を題材にしていることに触れないことなどもあり、結構期待していたのですが、あっさり裏切られました。

 

率直な感想は、「こんな小説なら、自分でも書けるかもしれない」と思うくらい、話題性だけで中身の全く無い、ひどいものでした。確かに、母国語でない言語で小説を書くななどということは、長年その国で生活していてもなかなかできるものではありません。その意味で、私はこの作者である楊逸氏に最大限の敬意を払います。しかし芥川賞とはこの程度のものなのでしょうか。

 

そして、作品の前に掲載されていた楊逸氏のインタビュー記事を読んで私は二つのことを感じました。一つは、物怖じしない中国人のバイタリティーというか、遠慮のなさというか、国民性の違いです。

 

例えば、中国人を面接していてよく出くわすのが、履歴書に“日本語何級”とか、“ビジネス会話レベル”とか書いているのにしゃべらせるとからっきしダメ、というパターンです。毎回苦笑させられるのですが、本人は全く意に介さない様子で、日本と違い語学力で給料に大きな差が出る中国では当たり前の光景です。

 

もう一つは、それにコロッとやられる日本人があまりにも多いことです。確か選考委員の一人である村上龍氏が「私は受賞に反対した」と書いてありましたが、客観的に見ればこの作品が日本の文学賞に値しないことは素人目にもわかります。

 

ところが、そんな作品を平気で応募してくる中国人に「日本人には無いバイタリティーを感じる」とかいう日本人が必ずいます。よく日本の会社で本社からたまに中国に出張に来て、自分が英語がしゃべれるからとローカルスタップと英語で会話し、「中国の若者は凄い」とか舞い上がるタイプです。

 

著名な経済評論家や学者にも、やたら中国の若者を褒め称え日本の若者を悲観する連中がいますが、私から言わせれば彼らのモチベーションの目的は「金儲け」しかありません。マスコミがこぞって「格差=悪」とプロパガンダしている今の日本でそんな若者が果たしてどれだけいるのでしょうか。

 

ついでに余計なことを書くと、先日、同じ書店で中川昭一氏と宋文洲氏の対談集が平積みされているのを見てがっかりしました。装丁のコメントと中をパラパラとめくり、値段のわりにやたら文字を大きくしてページ数を稼いでいるようで買うのはやめました。

 

「この政治家にしてこれか」とです。

 

ただ、私はこの本は読んでいないので、異論反論のある方は是非教えてください。

 

 

 

 

 

 

 

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毒ギョーザ事件の謎

2008/09/01 00:05

 

阿比留さんが31日のエントリでもとりあげられていますが、毒ギョーザ事件についてまた騒がしくなってきました。私は事件発生以来、原因は中国工場での故意か過失、それ以外にはありえないと言ってきました。

もちろん、日本人のほぼ全てがそう思っていたでしょうし、おそらく事件を報道で知った中国人の多くも中国の工場が原因であると考えていたはずです。問題は中国当局がそれをいつ認めるか、どのタイミングで、どう発表するのか、ただそれだけです。

真相の究明、事件の解決とは、中国が犯人を決めて処分するだけのことで、日本はほとぼりがさめれば終わりです。賢明な日本の消費者は、粛々とチャイナフリーを推し進め、企業は中国から生産拠点を移すか、さもなくば産地を隠すか偽装して売る方法を考えるしかありません。

しかし、私にはこの事件で未だに不思議なことが一つだけあります。それは、千葉で被害に遭った方についてです。当時の産経の記事です。

鑑定されたギョーザは1月22日夜、母親(47)が市川市のコープ市川店で購入した「CO・OP手作り餃子」を加熱調理し、5~18歳の子供4人のうち誰かが口に含んで咀嚼(そしやく)し吐き出した物。メタミドホスは水溶性で加熱すると分解される性質があるため、県警は未調理のギョーザにはより高濃度の成分が含まれていたとみている。
 
市川市の事件では、母子5人が食べた直後に中毒症状に陥って入院。このうち一時、意識不明の重体となった5歳の女児は有機リン系中毒特有のけいれんが手足に起きるなど生命が危険な状態となった。現在は全員が退院したが、5歳女児だけは現在も通院治療を続けている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080313/crm0803132024032-n1.htm

私の記憶では、危篤状態だった女児の容態について担当の医者が記者会見をしていたのはニュースで見た記憶がありますが、それ以降現在まで母親やお子さんたちについての報道を目にした記憶がありません。

CO・OPやJTフーズはその後どう対応したのか、中国側から何らかの謝罪やお見舞いなどがあったのか、ご本人はどのように思われているのか、などなど、全く表に表れてきませんがなぜでしょう。

不思議に思うのは私だけなのでしょうか。





 

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アメリカの凄さ

2008/08/31 22:52

 

30日に発表されたアメリカ大統領選挙、共和党副大統領候補ペイリン氏の姿を見て鳥肌が立ちました。正確にいうと涙が溢れるほどに感情を刺激されました。喜びでもなく、悲しみでもなく、恐怖に近い、何とも不思議な感情です。

私は、これでオバマ氏が勝つ目は無くなったと確信しました。イザに掲載されていた彼女の経歴です。

29日、オハイオ州デイトンで開かれた米共和党大統領候補のマケイン上院議員の集会で副大統領候補に選ばれたサラ・ペインアラスカ州知事(右)=ロイター

キリスト教右派エバンジェリカル(福音派)の信者で、妊娠中絶への反対を貫く。今年4月に誕生した第5子は、胎児のころにダウン症であることが分かった。しかし、「すべての赤ちゃんがよい目的のために創造され、この世界をより良くする可能性を持っている」と出産を決意した。

 お披露目の壇上に姿を見せなかった長男は、陸軍兵士で、米同時中枢テロ発生から7周年の9月11日に、イラクに赴く予定だ。「自分の長男と軍服を着て国に奉仕するすべての男女を誇りに思う」。そう演説で述べると聴衆は「USA!USA!」といっせいに連呼して星条旗を振った。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/174468/

アメリカの凄さを再認識しました。

方や日本は“ぶって姫”拘束強奪…

もはや、戦後ではないのですが…。

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あとの祭り

2008/08/27 01:24

 

北京オリンピックが閉幕し数日が経ちました。開催期間中、私は夏休みということもあり、久しぶりに一日中テレビを見みたりしましたが、今回のエントリは、その間印象に残った事柄を雑感として記しておきたいと思います。

◆男子体操中国チーム杨威選手


 http://2008.nddaily.com/headlines/200808/t20080814_835354.shtml

演技後のパフォーマンスで、彼が両手を両耳に当て観衆の声援を求める真似をしている姿が印象的でした。ご存知の方は直ぐピンとくるかもしれませんが、NBAの選手(コービーでしたっけ?)の真似です。「中国の若者らしいなぁ」と感じた次第です。

そう言えば、中国の女子テニスの李娜選手が観客の場違いな「加油」の歓声に「シャラップ」と叫んで物議をかもしていましたが、これもわざわざ英語で言うところが“欧米=文化的”という都市の若者を象徴しています。どうせなら中国語で「郷下人!(田舎者)」と言って欲しかったんですけど…。

あと、いろいろな会場、特に球技会場で流れていたクイーンの「We will rock you」に代表される洋楽。柔道会場で聞いたときは、さすがにどこの国のオリンピックかと耳を疑いました。中国は老若男女問わず、結構“かぶれ”ています。

◆コカコーラと北島康介選手、そして劉翔選手
北島選手の活躍は素晴らしかったのですが、私が気になったのはどの新聞も必ず彼の名前の後に(日本コカ・コーラ)と書かれていたことです。日本コカ・コーラのサイトによると「日本コカ・コーラは、2005年より競泳の北島康介選手と契約を結び、北島選手の活動をサポートしています。」とのこと。新聞でいちいち書く必要がどこにあるのだろうと思うのですが、広告効果は絶大ですね。

一方、中国コカ・コーラの広告塔でもあった劉翔選手


こちらの結果は、ご存知の通り。しかし、街中の看板はどうするのでしょうか。まさか台湾国家を歌って中国からコカ・コーラの広告が一夜にして消えた、張恵妹さんのようなことはないと思いますが…。

◆AGC旭硝子のCM


http://www.agc-group.com/campaign/tvcm/index.html

開会式の口パク少女を思わせる、とても可愛い女の子、チャイナドレスにカンプーの踊り、背景の街並み“いかにも”の中国です。悪い印象を持つ日本人はまずいないと思いますが、「ここまでコテコテにしなくても…」と言うのが率直な感想です。サントリーのウーロン茶のCMみたいなものでしょうか。

さて、ここからは株の話です。上海総合指数は前回のエントリ(オリンピックが開幕した8月8日)の終値2605.719から下がり続け、26日の終値は2350.08でした。期間中は沈黙していたマスコミも、このところ手のひらを返したように危機感を煽っていますが、今後はどうなるのでしょう。

一方、東京証券取引所の二つの企業について、一つは昨年4月に中国企業として初めてマザーズに上場したアジアメディアという会社。

東証 中国企業の上場廃止 「アジア・メディア」 監査意見得られず
http://www.business-i.jp/news/kinyu-page/news/200808200049a.nwc

もう一つは、以前何度かエントリで取り上げた、中国人の宋文洲氏が創業し、東証一部に上場しているソフトブレーンです。

ソフトブレーンがストップ安に上場来安値――中間営業損益は2億3800万円の赤字
携帯端末を利用した営業支援システムのソフトブレーン <4779.T> が一時500円ストップ安の3500円まで売られ、連日の上場来安値更新となっている。14日引け後、08年6月中間期の連結決算を発表。営業損益は2億3800万円の赤字(前年同期は3億1300万円の黒字)だった。ソフトウエア競争の激化、商談規模の小口化などを背景に売上高が減少。また、同社は内部統制・コンプライアンス事業からの撤退を発表した。

[ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ] 

26日は一転ストップ高で若干持ち直しましたが、依然時価総額下位ランキング東証一部2位、上場廃止基準10億円すれすれの状態で、仕手相場の様相です。

最後に台湾関連の二つのニュースです。

金門島とアモイ、橋の建設を検討 台湾の馬総統
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/asia/20080824D2M2400U24.html

中台窓口機関、ビザ手続き事務所の相互開設で合意
http://www.afpbb.com/article/politics/2404135/3025723

祭りの終わった北京。そのスローガン「一つの世界、一つの夢」、次は「一つの中国、人民の夢」でしょうか。

後の祭りとならなければいいのですが。




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上海はもう終わったのか(2008年8月8日)

2008/08/08 20:45

 

もう間もなく、北京オリンピックの開幕式を迎えようとしている、2008年8月8日、今、NHKの夜7時のニュースを見ながらこのエントリを書いています。北京オリンピック、中国万歳一色かと思ったら、海外でのチベット弾圧に対する抗議の様子も報道していました。さすがのNHKにも多少の後ろめたさがあるのでしょうか。

また、福田氏と胡錦濤氏との会見の模様も放送されていました。福田氏が「中国は今年、四川大地震があったにもかかわらず、今日、北京オリンピックの開幕を無事迎えられ、お祝い申し上げます」などと、相変わらずのノー天気ぶりに呆れるばかりです。

さて、NHKではこれから数日間、“北京だけオリンピック”とでもいうかのような番組が続くのでしょうが、すでに現地の中国人の中には「終わった」と感じている人が少なくないようです。8日、夕方の日経のサイトから。

上海株3日ぶり急反落 五輪はやした買い見当たらず 
 8日の中国株式市場で上海株式相場は3日ぶり急反落。上海総合指数は前日比121.858ポイント(4.46%)安の2605.719と7月1日に付けた年初来安値を更新し、2006年12月28日以来約1年7カ月ぶりの安値水準を付けた。下げ幅は6月27日(153ポイント安)以来の大きさ。
 北京五輪開催をはやした買いは見当たらず、関連銘柄が利益確定売りに押されて全般の重しとなった。市場では五輪閉幕後の中国経済の不透明感を警戒する声も聞かれ、幅広い銘柄に売りが優勢だった。 
(後略)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080808AT3L0805608082008.html

私は4月にも一度、「北京の前に上海が終わる」というエントリで「北京オリンピック前に上海総合指数が2000ポイント割れするのでは」と予想していましたが、何とか年初来最安値で留まっています。来週の動向が気になるところです。

もしかしたら、多くの中国人の関心はオリンピックよりもこちらにあるのかもしれません。何しろ、中国の株は場外馬券のようなもので、学生、主婦、タクシーの運ちゃん、失業者に至るまでここ数年で一般庶民の娯楽となり、それも、ほんの半年前までは「絶対に勝てる」ギャンブルだったからです。

先日、電子部品業界の方と話をしていたら、今、中国の工場では日系企業も含め猛烈な勢いで減産が行われているとのことです。主因はサブプライム問題によるアメリカ市場の急速な冷え込みですが、株価と同様に「ここ半年で完全に潮目は変わった」のだとか。

その方は指摘されていませんんでしたが、私は、この先中国で本当の意味での企業倒産が増大すると見ています。なぜ“本当の意味で”かというと、かつては中国企業の問題というと国有企業が諸悪の根源とされていましたし、概ねそうでした。

しかし、これからは外資も含めた民間企業の信用不安が一気に増すかもしれません。理由は中国企業特有の「ある時払い」という商習慣、中国ビジネスの基本である「いかに代金の回収を早め、支払を遅くするか、もしくは踏み倒すか」という点にあります。

経済が右肩上がりの時は、金がもらえなくても相手が潰れることはあまりなく、不良債権が増えても売上も同時に増えていたので、もらえない分は仕入先の支払を遅らせれば工場は回りました。ただ、これから先はそうはいかないでしょう。もう既に兆しは出始めています。

書き始めたら思いのほか長くなってしまいました。とりあえず今日のところはオリンピックの開会式ということで、これぐらいにしておきます。


◆関連エントリ:
北京の前に上海が終わる



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毎日新聞変態報道の闇

2008/07/24 01:24

 

以前のエントリで取り上げた毎日新聞の英文サイト、WaiWaiにおける変態報道について、毎日新聞社が連休中の20日、改めて紙面でおわびと調査結果の報告を行ったようですが、これに対する他のマスコミの扱いと一般人(少なくとも私の周りの)の温度差はいったい、何なのでしょうか。

izaブロガーであったsarahさんが、2チャンネルの様子を交えて秀逸なエントリをされています。ご覧になられていない方は、是非、下記、sarahさんのサイトをご覧ください。

何かキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
http://sarahx.blog116.fc2.com/

そんな中、今週22日、会社にある広告代理店からセールスの電話がありました(私の勤める会社では額は知れていますが新聞や雑誌に広告を出しています)。この広告代理店は主に毎日系の広告を扱っているようで、相手の女性に、

「弊社では今回の毎日新聞社の問題に憤慨しており、今後毎日新聞および関連媒体への広告出稿はしません」

と、伝えたところ、最初はしらばっくれていましたが、

「では、朝日新聞はどうですか?」

と、さすがの切り返しに絶句しました。ただ、毎日新聞の嫌味を言うと「では、またに機会に」と、あっさり引き下がるところをみると、かなり苦戦している様子です。広告料も3掛け(定価の30%)が相場になっているみたいですし。

ところで、現在の新聞社のシェアが気になったので、ちょっとgoogleで調べてみました。読売のサイト(元データは日本ABC協会なる団体)の数字です。


http://adv.yomiuri.co.jp/yomiuri/busu/busu01.html

毎日新聞が日経新聞より発行部数が多いというのは、にわかに信じがたい数字ですが、いわゆる“3大紙”を取り合えず置いている公共機関や企業などが毎日新聞の発行部数に貢献しているのかもしれませんね。

話を戻しましょう。ほとんどの日本人が目に触れない英文サイトで、好き放題の捏造わいせつ記事を数年間にわたり垂れ流してきた毎日新聞ですが、苦情があっても黙認してきのは、毎日新聞が言うところのチェック機能などという問題ではなく、毎日新聞社という会社の反日体質そのものなのでしょう。

彼らの問題は、ばれてしまったことが問題なのであり、今回の処分内容や20日に発表した調査報告を見ても、彼らの検証とは2チャンネル有志によって暴かれた事実の追認でしかありません。

そもそも、今回の変態報道に憤っている人々は毎日新聞など読んでいない人がほとんで、上記の発行部数のシェアを見ても7.5%の毎日新聞読者にお詫びや調査報告をしても何の意味もありません。彼らがしてきたことは、日本国民、特に女性の信用を世界で失墜させ日本という国を貶めてきたことに他なりません。謝罪をするのなら読売、朝日、日経、産経、そして海外の新聞社に謝罪広告を出すべきでしょう。

しかし、今回の毎日新聞の変態報道に関するそのほかのマスコミのスルーぶりはいったいなんなんでしょうか。izaでさえ20日の毎日新聞の記事に対する報道はたったの1件。それも何故かITの扱いです。そして、数多の記者ブログ、コラム断、誰一人この問題を取り上げていません。

マスコミ関係者にとって、毎日新聞のこの問題は取るに足らない問題なのでしょうか。それとも何か“闇”があるのでしょうか。

誤解を恐れずに言えば、私は、きちがいの人殺し事件よりもインテリ(毎日新聞の記者に敬意を表して)の変態報道の方が罪深いと思っています。



余談ですが、私がizaでブログを書き始めて2年が経ちました。当初は中国で暮らしていて日本のマスコミの中国報道への違和感と福島さんや古森さん、阿比留さんのエントリに共感して書き始めたのですが、昨今、日本人の7割が中国に対して親しみを覚えないという世論調査の結果の通り、賢明な日本人の皆さんの多くは中国を正しく認識されているようです。

おかげさまで、最近はエントリをサボりがちにもかかわらず、先月50万アクセスとなりました。ご訪問を感謝しつつ、そろそろ私の使命(そんな大げさなものではありませんが)も終わったかなと思う今日この頃です。

私の基本的なスタンスは、「日本の国内問題は何とかなるが、中国は大問題」というものです。これからの日本人は中国に対して何をして、何をしないかが問われてくるのではないでしょうか。

日本の問題は、パチンコ、サラ金、創価。他は官僚とマスコミでしょうか。

今後も、不定期なエントリ、ご笑覧いただければ幸甚です。




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戒厳令下のオリンピック

2008/07/23 22:12

 



http://epaper.nddaily.com/A/html/2008-07/23/node_523.htm

カウントダウンが始まった北京オリンピック。今、その開催を最も後悔しているのは胡錦濤氏かもしれません。毒ギョーザ事件、チベット暴動、四川大地震、株価の暴落、中国共産党にとって2008年は、既に最悪の年になりつつあります。

7月に入ってから立て続けに出されるテロ対策(中国では民主化弾圧のことですが)も、常軌を逸しています。上の新聞で報じられているのは、「列車の預け荷物の実名登録制度の開始」、「広州の公共交通機関の警備強化により、広州駅で自動小銃を構える特務警官」の姿です。

また、世界から総スカンを食らっている北京の環境問題では、“オリンピックの間だけ”北京の空気をよくする自動車のナンバー規制、周辺工場の操業停止など、正に独裁国家の面子をかけた“何でもあり”の対策が着々と進行しています。

22日の日経のサイトにあった「ビジネスウィーク」の記事はなかなか秀逸です。ご興味のある方は下記リンクからご覧ください。

北京五輪に泣く産業界
大気汚染改善に向け、工場停止や交通規制
五輪開幕を控え、政府は大気汚染の改善に向け次々手を打ち始めた。
工場の操業停止や生産制限は中国全土に広がる見通しだ。
「世界の工場」の休止の影響は、各国の消費者にまで及ぶかもしれない。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080717/165616/

そう言えば、少し前の人民日報がいつになく弱気の評論を書いていました。「平常心をもって北京五輪大会を成功させよう」と題するものです。そこには、

全世界の数十億人が注目する大会をひかえ、中国人の期待も高潮している。このような場合にエキサイトするのは当然だし、少しくらい緊張しても仕方がない。しかし五輪大会を成功させるためには、平常心を保ち、落ち着きと自信を持つことが必要だ。
(中略)

自然の流れに逆らわず、細部のミスにこだわらないこと。
(中略)

改革開放30年の雨風にさらされながらも、中国経済は安定した急速成長をとげ、五輪大会を実施することができるほどの物質的基礎を築いた。
(中略)

一方、中国が発展途上の国であり、五輪開催は初となるという事実も忘れてはいけない。五輪大会を何度も実施したことのある先進国と比べれば、中国のハード面とソフト面での実力はやはり劣っている。開催のプロセスのなかで欠点が出ても当然のことだ。
(後略)
http://www.people.ne.jp/a/1b48885a37984d4a877c28a3df59ee15

全く誰に向かって書いているのかよくわからない、まるで日本の某新聞社の社説のような文章です。都合が悪くなると地方の農民を人質に「中国は発展途上国だ!」と開き直るのは相変わらずですが…。

いったい、何に怯えているのでしょうか。


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【書評】『流れる星は生きている』藤原てい著

2008/07/15 10:20

 

先日、もう何年も、読もう、読もう、と思いながらずっと読んでいなかった本を読み終わりました。藤原ていさんの『流れる星は生きている』(中公文庫)という本です。

ご存知の方も多いかと思いますが、著者の藤原ていさんは作家・故・新田次郎氏の奥さん、最近では『国家の品格』の著者、藤原正彦氏のお母さんと言った方がいいのかもしれません。以下、本のカバーから。

流れる星は生きている (中公文庫BIBLIO20世紀)


藤原てい(ふじわら てい)
一九一八年、長野県生まれ。県立諏訪高女卒業。
一九三九年、のちに作家となる故・新田次郎氏と結婚。四三年に新京(現在の長春)の観象台に赴任する夫とともに満州に渡る。敗戦後の四五年、新京から愛児を連れた決死の引揚げを敢行、かろうじて帰国に成功し、その体験を記したのが本作である。

昭和二十年八月九日、ソ連参戦の夜、満州新京の観象台官舎--。夫と引き裂かれた妻と愛児三人の、言語に絶する脱出行がここから始まった。敗戦下の悲運に耐えて生き抜いた一人の女性の、苦難と愛情の厳粛な記録。戦後空前の大ベストセラーとなり、夫・新田次郎氏に作家として立つことを決心させた、壮絶なノンフィクション。

そこに綴られているのは、「悲惨な戦争」とか、「自由と平和」とか、「貧困と格差」とかそんな生易しいものではありません。ただ、我が子とともに祖国に帰る。その一心で生き抜いた一人の日本人、母親の壮絶な生き様です。

実は、この本はもともと満州から引揚げ後、病床に臥せていた著者が三人の子供のため、遺書代わりに書き記されたものだそうです。「大きくなったら読むように」と。その後、上梓された初版本の扉に書かれた次男・藤原正彦氏宛ての言葉を紹介したいと思います。

正彦へ  昭和二十四年九月二十五日

 この本は、引揚げの苦労を文章にまとめたものです。お父さんが一ヶ月おくれて帰って来て「正彦ちゃん、山を越えた事覚えている?」と聞くと「うん、すべってすべって登れなかったよ」と覚えていました。   父

 お前はまだ幼くて、この本に出て来ることは何も覚えていないでせう。でもお前は本当に強かったのだよ。そして、一生強く生きるように。お母さんはそればかりを祈っている。   母
(新潮文庫「祖国とは国語」藤原正彦著より)


尚、藤原ていさんの夫である故・新田次郎氏は、戦後ソ連によってシベリアに抑留されています。その後、『孤高の人』などの山岳小説や、『武田信玄』などの時代小説でベストセラー作家となるのですが、抑留体験については全く語られず、もちろん小説の題材にされることもありませんでした。藤原正彦氏が上記の著書の中でも、父である新田次郎氏についてこんなエピソードを書かれています。

 妻子と別れた後、ソ連兵に強制連行された父は、共産主義下のソ連や中国に足を踏み入れるや、再び収容所に連れて行かれる、と終生、本気で信じていた。
 半ば呆れた私が、
「もう何十年もたっているんだよ。それに名の通った日本の作家を連行するようなことがあったら国際問題になる」
 と言っても、
「奴らの言うことだけは誰が何と言おうと絶対に信用しないぞ」
 と厳しい表情で言い放った。

新田次郎氏が亡くなられたのは昭和五十二年。終戦後、妻の藤原ていさんとは別の、筆舌に尽くし難い体験をされたことは想像に難くありません。

話が脱線しますが、以前、産経新聞の書評でも取り上げられていた『蟹工船』が最近になってまた増刷され、売れているのだとか。私がこの『流れる星は生きている』を購入した紀伊国屋書店でも文庫ランキングの3位になっていました。

しかし、私はこのブーム、格差社会とか派遣労働とかのキーワードに便乗した、出版社やマスコミの巧妙なマーケティングによるものだと思い読んでいませんし、読む気もありません。どうなのでしょう。もし、読まれた方がいらっしゃれば書評をお聞かせください。

ちなみに、藤原ていさんの『流れる星は生きている』は、中公文庫の棚に見当たら無かったので店員の方に探してもらったところ、何冊も平積みされていました。多分、他の人にも勧めたくなる、そんな一冊なのでしょう。

是非、若い方、特に女性の方には読んで欲しい。私もお勧めの一冊です。

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